6.しっかりした音で弾いてみよう
- 宮崎 まさひろ

- 2023年10月3日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年10月3日
・はじめに
前回のブログで弓の持ち方を見てきました。
力を入れずに、弓を握り込まずに音を出すということには慣れたでしょうか?
今回は弦を弓でしっかりと引っ掛け、弓先までしっかりした音で弾く方法を書いていきます。
コントラバスのサイズになると弦もとても太くなり、特にE線は音を出すことが難しい場合もあります。
最初は音の出しやすいD線を使って音が出せるように、弦を弓でしっかりと捉えられるようにしましょう。
・音を出す基本は脱力
コントラバスに限らず楽器をやっていると目や耳にするワードが「脱力」です。
しかし「脱力」という言葉は漠然としていますよね。
前回の弓の持ち方でフロッグをギューッと握りしめないということを書きました。
これも脱力です。
弓で弦を押さえつけないとも書きました。
これもやはり脱力です。
しかし、そのままでは大きな音は出せません。
ではどうするか…
いい音を出すためには肩(肩甲骨)からの筋肉を緩め、肩や腕の重さを弓を持つ右手の親指に掛けていきます。
ここで気づいたかもしれませんが、「脱力」=「最大音量」となります。
脱力という語感で小さい音をイメージしてしまい、無意識に弓を握って少し浮かせたようにして小さい音を出してしまうことがよくありますが、これは間違いです。
自分の腕の重さを親指に向けて落とすようなイメージです。
筋肉を緊張させてしまうとその部分で腕の重さが止められてしまい、弓に十分なウエイトを掛けることができなくなってしまいます。
*ここで弓を握って弦に押さえつけてしまうと音が響かず、こもったような、くすぶったような音になってしまいますので、「力で押さえつける」のと「腕の重さを掛ける」ことの違いをしっかりと体感し、理解しましょう。
・親指と人差し指の輪っかは外さない
弓の持ち方の際、右手の人差し指と親指で輪っかをつくりそれを離さないようにしましょうと書きました。
ジャーマンボウでの親指の役割は、腕の重さを乗せてそれを弓に伝えるというものがあります。
弓を持って手首を動画のようにひねると、弓を親指で押さえているような感覚になると思います。
同時に、親指と人差指の間(水かき)の部分にスティックが食い込み痛く感じるかもしれません。
しかし、これが意識するべき重要なポイントとなります。
このとき、親指と水かきの部分に肩からの腕の重さがしっかりかかっていることを体感してみて下さい。
それを繰り返し、弓を弦に押さえつけるのとは違った感覚を身につけましょう。
*人差し指と親指がくっついているとウエイトの伝達ロスが少なくなります。
試しにその輪っかを離してみるとどうでしょう?
親指だけではしっかりとしたウエイトを弓にかけられなくなってしまいます。
・さいごに
今回はたくさんの項目を見てきました。
弓を使うポイントは
・脱力して
・親指と人差し指の輪っかを外さず
に弾くということです。
また、弓先に行くほど音が小さくなってしまうため、右手首をドアノブを左に回すようにして親指で弦を押さえるようなイメージで弦にウエイトを掛けます。
弓を握りしめて弦に押さえつけるような弾き方はしないように注意しましょう。
また、弦を弾く際にはそれぞれの弦に合った弓のスピードがあります。
すべて同じように弾くことはできませんので、開放弦を使いながらどの弦でどれくらいのスピードで弓を動かすかを考えながら練習してみましょう。



