2.コントラバスを構えてみよう
- 宮崎 まさひろ

- 2023年8月24日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年8月27日
・はじめに
コントラバスはその大きさやサイズの曖昧さ、立って構えるために演奏者の体型と楽器の形状などによって様々な構え方があります。
最近では座って弾く演奏者も多くなってきました。
正直この構え方が正解です!と自信を持ってお伝えすることは難しいですが、今回は立って構えるときのポイントをお伝えしたいと思います。
・常にいつもの構え方ができるようにしよう
さて、コントラバスに限らず楽器を弾くときは毎回できるだけ楽器との距離感を同じにすることが良いでしょう。
常に同じ距離、同じ角度で楽器と向き合うことで練習の効率が上がり、演奏の制度が向上します。
そのためには楽器の高さ、楽器との距離をわかりやすい基準を決めてしまうことが近道です。
今回はその基準の決め方や押さえておきたいポイントをご紹介します。
・楽器の高さは視線で決めよう

まず楽器の高さから調整していきましょう。
楽器を直立させ、隣にまっすぐに立ってみてください。
そのまま視線を下げずに楽器の方を向いたとき、楽器の指板上部から10~15センチのところを見る高さに合わせましょう。
指板上部から10~15センチのところに何があるかと言うと、A線でC(ド)の音があります。
楽器によってこの距離は違うので、正確ではなくても良いのでざっくりこれくらいという感覚を覚えましょう。
楽器の高さを変えるには楽器の下にあるエンドピンという金属の棒を伸ばしたり縮めたりして調整します。
写真のようにエンドピンにはくぼみが付いていることがほとんどですので、いつもの楽器なら何個目のくぼみに合わせると良いなど、目安を覚えてしまうのが良いでしょう。
・楽器との距離感は腕の長さ
楽器の高さが決まったところで、次は楽器との適切な距離を取りましょう。
私が推奨しているのは常に長さの変わらない自分の腕の長さを使うことです。
1.楽器の左側に立ち、左手でネックの立ち上がり部分を軽く握り、左手が軽く伸びるところまで自分が右に移動します。
2.そのまま楽器の角度や自分の向きを変えずに一歩下がります。
3.楽器を正面に向けたまま向きを変えずに自分の方に倒します。このとき、おへその左側に楽器の角が当たるようにしましょう。
4.右足に重心を乗せ、左足を肩幅くらいに開きます。
5.右足を半歩(足の長さ分程度)前に出します。
6.両足のかかとを軸にしてつま先を楽器の方に向けます。
この6項目を一連の流れとして覚えてしまえば常に同じような感覚で楽器と向かい合うことができます。
動画のように最初は一つずつ確認しながら構え、慣れてくると無意識に構えることができるようになるでしょう。
・E線が弾けるかチェックしよう
ここからはすでに弓が使える方が対象になります。

一通り楽器を構えてみたら、そのままE線を弓で弾いてみてください。
先述の構え方ではほとんどの場合弓が右足(太もも)に当たることは無いと思いますが、楽器によって弦を弾く角度が違うため弓を持つ手が右足に当たってしまうことがあります。
その場合は右足を前に出す幅を少し控えめにし、弓を持つ手が右足ギリギリを通るように調整してみてください。
流派によってはE線を弾くときに楽器をやや回転させて足に当たることを回避するという持ち方もあります。

どちらがいいかは実際にやってみて合う方を選んでみてください。
冒頭に書いた通りコントラバスの構え方には正解はないと思っています。
基本的な部分を押さえつつ、より演奏者に合った方法を選んでみましょう。



