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8.弦を押さえてみよう 1.脱力編

更新日:2024年2月28日

・はじめに

今回からは左手について書いていきたいと思います。

コントラバスの弦はとても太く、押さえるためには大きな力が必要です。

楽器を弾く際には適度な脱力とがとても大切ですので、今回は弦を押さえる準備段階として、左手(腕)の脱力のお話をしたいと思います。



・肩からの脱力をしてみよう

まずはネックの目の高さあたりを握ってみましょう。

弦は押さえなくて構いません。

ネックを掴む感じでぎゅっと握ります。


握ったら、左肩、腕、肘、手首などの力を少しずつ抜いていきます。

同時にネックを握っている力も抜いていきます。

このうちどこかに力が入っていると肩が上がり、肘も上がってしまいますので、鏡などを見てみるとわかりやすいかもしれません。


常に肩から手首までに意識を集中させ、力んだりしていないか、筋肉が緊張していないかを確認しましょう。

力を抜く感覚が掴めたら、動画のように力を入れたり抜いたりを交互にして、最も力が抜けた状態を覚えましょう。





・ネックを握る力を覚えよう

肩から手首までの脱力ができるようになれば、次はネックを握る(弦を押さえる)力の加減を覚えていきましょう。

(すべての指やポジションの押さえ方に当てはまるわけではありませんが、基本的な力の抜き方がわかると思います)


まずは先程と同じく、目線の高さを握り肩から手首までの脱力をします。

そうすると肘がぶらーんとぶら下がったような状態になっていると思います。

その状態のまま、ネックを握る力を一気に抜いてみるとどうでしょう?

動画のように軽く握ったままの状態でストンと手が落ちていくと思います。

この練習を何度か繰り返してみましょう。


ネックを握った状態から一気に力を抜いて手をネックに沿わせて落とす。

これを何度もやって左手がネックを滑る感覚も一緒に覚えてください。

次に、力を抜いたときのネックを握る力を少しずつ加えていって、力を抜いても握った手が落ちない程度に調整します。


このとき、弦がネックに押さえつけられる分、多少の動きは出てしまいます。


ここまでで気づいた方もいると思いますが、これは「腕の重さ」を使い、「握る力を最低限にして」弦を押さえる練習です。



・さいごに

この練習は音程や左手のフォームは気にせず、とにかく力の抜き加減を徹底的に覚えるための練習と位置づけて取り組んでみてください。


弦を押さえるという言葉の通り、親指とそれ以外の指で無理やり「つまむように」押さえようとしてしまうことが本当によくあります。

押さえる力、演奏体力をつけるためには大切なことなのですが、独習者はやりすぎて手を痛める原因にもなってしまいます。


弦を押さえるにはもちろん握力で押さえる力も必要ですが、それだけではなく腕全体の重さを使って弦を押さえているというイメージが漠然とでも身につけば、今後の演奏や練習もずっと楽にできるようになるでしょう。





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